記憶をテーマにした”Caretaker”から、
服を自然環境にさらし、そこで起きた見えない出来事や時間を記憶させ、その痕跡や変化を加工とし、服に印付けるシリーズ、
「 month later」の新作が到着↑
今回わ、
リネンコットンのノーカラーシャツをメディウムに、3ヶ月に渡り徹夜カンコー。
今年の酷暑と熱帯夜と豪雨をくぐり抜けた1枚。
不可視だったその時間や出来事が、手に取るように可視化された鬼フェード。
最も顕著なのわ肩のラインで賞か。
袖下や生地が被さっていた部分と、
陽を直接受けた部分との明暗のコントラスト、グラデーションわ見事です。
前立てに並ぶのわ、
シルク糸のボタンホールと、計13個のフランス アンティークのシェルとボーンのランダム・ボタン。
左胸ポケットを外した所にわ、
凄まじい褪色の痕跡。その上に、金色のシルク糸でこのラインのアイコニックな「木」をモティーフにした刺繍を施しています。
右胸に移動したポケットわ、
手縫いで処理し、素朴な膨らみとステッチのアクセントを持たせました。
カフスにも、フレンチアンティークの貝と骨のコンビ。ここにもかつて存在していた”痕跡”が。
影のように残されたボタン跡を意匠に転用しました。
かつてのシャツ本来の色味わ、その内側に密かに保存されており、開いた時にのみ垣間見えます。
リバーシブルの着用もおススメ目デス●↑●
サイズ:
肩49cm袖61cm身幅60cm着丈74cm
背ヨーク下にピンホールがあり補修しておりマス。
それ以外わ加工による毛羽立ちなどありマスが、生地の表情と云える良好な状態デス。
既に何着も”Care~”で自然環境による加工をこころ観ておりマスが、今回わトップクラスの出来栄えデス↑
ここまで生地が熟成し、エイジングがすすむと
もはやボタンも100年の時を経たアンティークボタンしか吊り合いません。
フレンチワークやユーロミリタリーわ勿の論太郎、
nest of manureやArchivio j.m.Ribot、
Karim hadjab、Kaval、KLASICAなどお好きな方にもおススメ目です↑
このシャツが過ごした、
約180日 4320時間 259,200分
その痕跡がありありと刻まれた、味わい深い美/醜を感じさせるド渋な大人の1枚デス。