いつもはそんな情報必要ないと思っていたんだけど、大切なピースとしてこの映画は二・二八事件を扱った最初の映画だと聞きました。台湾の中で起きた記憶と記録に残しておくべき事件を人間の情緒と生き方を混ぜ込んで描いた最初の作品なのかと思うと映画の価値をこれまで以上に感じる。舞台は日本が戦争に負けて撤退した台湾。次にみんなが期待したのは解放だがそこにあったのは大きな覇権争い。まだアイデンティティが分からないまま歴史は進んでしまう中で生きていく、とある家族。僕たちは戦争に負けたことだけに気を取られるかもしれない。違う国からしたら僕たちは侵略国家なのかもしれない。もし映画という一つの短い物語を経て少しでも世界を見る角度を増やせるならば僕は少しでもそうしたいと思う。大変称賛されたこれぞ歴史に残るべき、そして見て欲しい台湾映画だね。
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